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高利回り「劣後債」は本当に安全?普通社債との違いと知られざるリスクとは

9月9日
読了時間: 6分
劣後債

(MC)

以前、インフレ時代における債券投資の重要性について住岡さんにお伺いしたんですけれども今回はその債券の中でも劣後債に関して詳しく聞いていきたいと思っております。

富裕層の方のポートフォリオなどにも組み入れられることもあるということで、その実態について住岡さんに伺っていきます。


株式会社F・Investment所属IFA



劣後債と普通債券の違い

(MC)

早速本題なんですけれども、この劣後債というのは普通の債券とどう違うんでしょうか?


(住岡)

普通に発行されている社債を普通社債と言い、債券の最大リスクは信用リスクで発行体が倒産した場合に元本の保証がなくなるという時に、普通・優先・劣後といろんな種類の社債が発行されています。株式等いろんなものの順番というか、株式の方が後ろになる、今度債券の方が優先にはなりますが、債券の中でも優先順位が違ってきており、劣後債というのは名前の通り普通社債・優先社債に比べて倒産時にお金が戻ってくる順番が劣後するということで、その分金利などの条件が普通社債よりも高くなるというものです。


(MC)

通常の債券に比べて弁済順位というのが低い代わりに一般的に高い利率に設定されているということですね。


(住岡)

そういうことですね。



劣後債の特徴

(MC)

ではこの劣後債の特徴をもう少し詳しく教えていただいてもよろしいでしょうか?


(住岡)

弁済順位が株式よりは高く、普通社債よりは劣後しますがその代わりに金利が高いです。

あとは特徴的に言うと一応満期期間が超長期・長期というように、永久とつくのもありますけれど基本的には何十年というものが多いです。

ただ企業側もやっぱり発行するにあたってのリスク、その時の金利情勢にプラスアルファで金利がつきますので、通常、繰り上げ償還条項(コール条項)というものがついていてだいたい5年とか7年とか条件の見直し含めて早期償還という可能性を持たせているというのが多いかなと思います。

あともう一つのメリットとしては資本に組み入れが最初の何年間がだいたいコールの条件のうちですけれど資本の組入れができるということで、俗に言う自己資本比率を高めるということで、金融機関などが発行するということが過去で言うと多いかなというのが劣後債発行する企業側からの特徴というところになります。


(MC)

本来だと負債に当たるけれどもっていうことですか?


(住岡)

そういうことですね。



劣後債発行の理由・メリット

(MC)

では今おっしゃっていただいた企業側のメリット以外に、企業側の視点で他に何か劣後債を発行する理由というか、メリットみたいなのとかってありますか?


(住岡)

そうですね。

資金調達の面で言ったときに、社債を発行してしまうと負債になってしまう、株式発行してしまうと1株あたりの利益が希薄化するということで、俗に言う増資すると株価が下落する傾向が強くなります。そこで劣後債を発行することで自己資本に組み入れができるなおかつ発行株数が増えるという形にはならないので、金利を高めに支払うデメリットとその他の

条件と合わせた時に自己資本比率を高めるということが目的として発行される時に発行側からの目的に一番沿うのがこちらになるのかな思います。


(MC)

株主の権利を保ちつつ、なおかつ会計上も会社の格付けを傷つけない形で資金調達が可能ということですね。



ポートフォリオに組み入れる理由とは?

(MC)

富裕層の方のポートフォリオにも組み入れられることも多いと聞きましたが、その理由っていうのはどういったところにあるんでしょうか?


(住岡)

まず一つは発行体のリスクについて、普通社債もそうですけども、基本メガバンクなど名前が知られている企業のものが多いかなと。一番最大リスクは信用リスクになるかと思うのでそこに対するリスクの取り方が分かりやすいということが挙げられます。

株式の場合、上がる下がるなど考えることがありますけれど、10年後20年後この会社がなくなるかどうか実際分からないですけれど、なくなるイメージがつくかつかないかというところになっていくかなと思いますので。

あとは株みたいに上がって下がって、経済の影響で資産が増える増えないというよりは金利で稼ぐ商品になるので、普通預金とか銀行に預けるよりは高い金利で資金を置いておけるというところが大きいのかなと思います。

(※劣後債は元本保証がなく預金とはリスクの性質が異なります)


(MC)

お話を聞くと劣後債の選び方という点ではデフォルトしない発行体選びっていうのが一番大事ですか?


(住岡)

結局でいうと潰れてしまったら元本がゼロになるリスクもあるわけなので、リスクを取りたくないということで債券の方にいっており、元本の変動をしたくない方が債権の資産を組み入れていくことが多いので、特に富裕層の方になればリスクを取る資金とリスクを抑えたい資金と色がどうしても分かれてくるところでのリスクを取りたくない資金がこういうところに回るイメージになります。



実際に選ぶ際の基準

(MC)

実際に選ぶ際の基準みたいなものはありますか?


(住岡)

まず一つは格付けというところになるかなと思います。

その格付けのところも俗に言う投資適格債であったり、あと細かい方で言うと財務諸表を見たりという方も稀にいました。


(MC)

劣後債を発行する発行体としては金融機関などが多いんですか?


(住岡)

イメージは金融機関が多いかなと思います。

一つで言うとリーマン・ショックの後に日本だったらメガバンクなどになりますが、アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が世界の金融機関にそういう自己資本比率の規制を設けて毎年そういった提出をさせられているといった時に、余裕以上の水準で管理されているというのが現状になっていますので、その都度自己資本を高めるために発行がされているイメージです。


(MC)

ちょっと聞いたことあるんですけどバーゼル規制(BIS規制)という...


(住岡)

そういうことですね。


(MC)

ありがとうございました。

高利回りだから良さそう、この企業は潰れないだろうではなく、発行体の信用リスクや規制というのをきちんと理解した上でそのリスクを許容できるかどうかしっかりと判断していくべきかなと感じました。

資産運用に関してアドバイザーの意見を聞いてみたいという方はぜひホームページや公式LINEからご連絡ください。

次回もよろしくお願いします。


(住岡)

お願いします。


現在F・Investmentでは一緒にIFAとして活動できる方を募集しています。

少しでも興味がある方は、公式LINEからカジュアル面談にご応募ください。

ご応募お待ちしております。


cta

 
 
 

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