現役IFAが壮絶な証券会社時代を語る
- 5月13日
- 読了時間: 6分

(MC)
今回は住岡さんに証券会社時代のヤバかったエピソードをお話しいただこうと思っております。

若手時代
(住岡)
ずっときつかったんですが、その中でも衝撃的だったのは、入社して初日から職場の空気です。当時で言うと、証券会社独特の本当に数字を詰めるというドラマの世界くらいで思っていたものが現実にあるんだと思いました。
(MC)
最初の配属は支店ですか?
(住岡)
そうです。
(MC)
どんな感じの空気感だったんですか?
(住岡)
私が入った時は当時大型店と言われる、人が多い支店だったんですが、支店長や副支店長、課長もいて、その下に課員が何人もいるという中で、1〜2時間おきに1人1人呼び出されて支店長の席の前で進捗を全員詰められました。
ちょうど私が入った時の席が支店長席の目の前の島(シマ)だったので、もう本当に数メートル先で、当時今の私ぐらいの年齢の方たちがバンバンに怒られているというところからのプレッシャーですよね。
それと当時の上司が始発で会社に来る人で、私も何もわからない状態なので、日経新聞を含めて当時7つほどある業界紙を全部朝読めと言われていました。
朝は7時半くらいから会議が始まるので、パーッと見ても1時間かかるなということで6時半ぐらいには出社して、一通り見て会議に参加して1日の業務を行っていました。
新入社員の頃は17時過ぎとか18時ぐらいには退社できていたんですが徐々に時間が伸びて気づいたら22時、遅い時には23時くらいまで残るみたいな感じでした。
今言うと労基問題がいっぱいありますけど...
(MC)
今は考えられないですね。
(住岡)
当時は数字ができてる人間は優遇されて下は関係ないような状態だったので、働き終わってからの飲み会が強制的にありまして睡眠時間との戦いも結構ありましたね。
それが最初の頃のきつかった思い出です。
(MC)
6時半〜23時くらいまで会社にいてそこから飲みってことですか?
(住岡)
そこからちょっと行くかとなるのでもちろん断れず、ついていって2〜3時に家に帰って1〜2時間寝て準備して出社するみたいな感じでした。
(MC)
それが大体3年間ぐらいですか?
(住岡)
3年ぐらい続きました。
転勤するまでの3年半ほどはそんな感じでした。
リーマンショック
(MC)
転勤してからは少し落ち着いたんですか?
(住岡)
転勤すると年次が下から2番目という感じになって、次のところは上との関係がそんなに強制もなく、同じくらいの同期が3人いて横の繋がりがあったので良かったんですが、ちょうどそのタイミングでリーマンショックがありました。それもまた大変だったのが、成績が悪い店だったので土日関係なく仕事をして、半年で1日フルに休めた日が3日ぐらいしかなかったです。
(MC)
ほぼ土日出社みたいな感じですか?
(住岡)
土日はほぼ前日の夜に当時の上から「明日10時」と連絡がありました。
(MC)
一応10時出社って配慮はあるんですね(笑)
(住岡)
土日はそうですね(笑)
それで16〜17時ぐらいに「戻ってこい」と言われ会社に戻って大体詰められる時間が1時間ぐらいありそれで終わりみたいな感じが半年ほど続きました。
(MC)
土日出社して挙句詰められるんですか?
(住岡)
そうです。
特にリーマンショックの後なので本当にやりようもないという感じでした。
まだ当時は4〜5年目とかなのでそんなにできる要素もなく、ただただがむしゃらにやっていただけでした。
(MC)
その時のお客様の対応もかなりきつかったのではないですか?
(住岡)
そうですね。
転勤して元の担当のお客様からも当時で言うとやはりクレームが入ってくることがあったので、ひどい時で言うと毎日ですね。
(MC)
同じ方からですか?
(住岡)
そうです。
そこで30分〜1時間お話したりしていました。
(MC)
そういう時ってもう謝るしかないんですか?
(住岡)
そうですね。
決して変なものをやっていただいてるとかそういうことはもちろんないと思ってやってますし、「この環境下においてやはり想定外です」ということを一生懸命お話ししながら、途中で引き継ぎしているので後任の方に対応をお願いしますということで、一旦決着がついた感じにはなったかなと思ってますが、それが3〜4ヶ月続き、昔はそういう対応などもしてましたね。
(MC)
そのリーマンショックの時は辞められるお客様もたくさんいらっしゃったんですか?
(住岡)
もちろんやはり出てきますし、相場がいい時でもそういう方ももちろん出たりはするんですが、ご年齢やこちらがうまくできなかった場合など、どうしても他社もあるわけなので、そういう競争含めてあったりしますが、やはり損が大きくなるというところは非常に大きいかと思います。
中堅時代
(住岡)
あとはやはりアベノミクスまで時間もかかったのでその間の転勤の時、今度は当時の上司とそりが合わず、朝行ったら一番最初「おはようございます」の後から説教され、それがまた30分〜1時間続いたりとかして、その時に「無理なのでやめます」と言ったのも覚えています。
(MC)
期待値がものすごかったんですかね?
(住岡)
当時行った支店の成績も良くなかったので上の人は支店競争で、成績が悪い店はやはり空気も非常に悪いのでどんどんマイナスに転がるというのもあって、そのあたりの環境が悪かったのではと。
成績が良ければまた違ったかもしれないですけどなかなか難しいところだったかなと思います。
良かったエピソード
(MC)
今まで3つエピソードをお話しいただきましたが、詰められたエピソードが多いですね(笑)
(住岡)
1つ良い方で言うと、アベノミクスの時それもまた転勤したタイミングだったんですが、10人ちょっとくらいの小さい支店でした。
支店のその数字を2人で担当するというぐらいの責任を持たされた時にアベノミクスで数字はできるんですが、ただ背負う数字が大きいので今までやっていないぐらいの量の仕事を瞬間的にこなさなければいけませんでした。
株が当時やはりすごく良かったので、電話を置く暇がないぐらいいろんなお客様に電話をかけまくって注文をいただいてそれを9〜15時までずっと繰り返しているような感じでした。
(MC)
その時期は結構ボーナスの反映が大きかったんじゃないですか?
(住岡)
当時で言えば良かったなと思います。
ただ競争しているところはどこもみんな同じようにできるので、その競争も激しかったというのもありますが、でもやっていて楽しかったという記憶もあります。
やっぱりマーケットが良かったらお客さんも喜んでいただけますし、そういう良い意味での
苦労もたくさんしたかなと思います。
(MC)
ありがとうございました。
証券会社での経歴が長い住岡さんだからこその濃厚なエピソードだったかなと思います。
では住岡さん次回もよろしくお願いします。
(住岡)
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